オーナーチェンジ物件の落とし穴とは?vol.1
▼オーナーチェンジ物件は、入居者を引き継ぐのが基本
最高を記録

オーナーチェンジ物件は、すでに入居者がいるため、購入直後から家賃収入を得やすい点が魅力です。
加えて、空室物件と比べると収支を想定しやすく、入居者募集の手間も抑えられます。
ただし、「満室だから安心」「空室リスクが少ない」と表面的な条件だけで購入するのはおすすめできません。
様々な観点で物件をチェックしないまま購入すると、引き渡し後に思わぬ問題が見つかることがあります。
今回は、オーナーチェンジ物件を購入するときに確認したいポイントを、実務の視点から解説します。
そもそもオーナーチェンジ物件とは、入居者がいる状態のまま売買される賃貸物件です。
区分マンションの場合、入居者がいる1室をそのまま売買します。一棟物件では、入居者がいる状態で建物全体を売買します。
一棟物件の場合、空室が混在していてもオーナーチェンジ物件として売買されます。オーナーチェンジ=満室ではない点に注意が必要です。
▼オーナーチェンジ物件には、3つのメリットがある
最高を記録

オーナーチェンジ物件には、次の3つのメリットがあります。
1.購入後すぐに家賃収入を得やすい
すでに入居者がいるため、購入直後から賃料収入を安定的に得ることが期待できます。
2.収支計画を立てやすい
現在の家賃や入居状況を確認できるので、空室物件より購入後の収入を想定しやすくなります。
3.入居者募集の費用を抑えやすい
購入時点で入居者がいれば、募集広告費や仲介会社への報酬、空室期間の家賃損失分などを抑えることができます。
このように、オーナーチェンジ物件は効率よく賃貸経営を始めたい人と相性のよい物件です。
ただし、これらのメリットは、現在の入居状況が一定期間続くことを前提としています。
そこで重要になるのが、購入前のチェックです。
▼チェックポイント|短期間で何度も売買されていないか
最高を記録

最初に確認したいのは、現在のオーナーが物件を取得してから経過している期間です。
例えば、1〜5年程度の比較的短期間で売却するからといって、それだけで問題がある物件とは限りません。
資産の組み換えや相続、事業資金の確保など、短期間で売却する理由はいくつもあります。
一方で、短期間に所有者が何度も変わっている物件なら、慎重に判断したほうがよいでしょう。
なぜなら、物件そのものに収益性や管理上の問題があり、売却が繰り返されている可能性もあるためです。
ポイントは、「なぜ、今売るのか」を確認することです。仲介会社や売主に売却理由を聞き、抽象的な回答であれば、もう一歩踏み込んで確認します。説明に納得できなければ、急いで購入する必要はありません。
注目すべきは、所有期間の短さそのものではなく、「短期間で売却する理由に合理性があるかどうか」です。
あわせて読みたい
-
ハウスウェル不動産投資中古マンション市場住宅ローン密集市街地賃貸経営
賃貸業界注目ニュース4選:10月号
▼中古マンション市場が初の5兆円台へ 中古マンション市場が初の5兆円台へ 東京カンテイが公表した第2四半期(4~6月)のマンション市場動向によると、全国の新築マンション供給は1万6,278戸で、..
-
ハウスウェル大規模修繕安定経営投資物価高騰省エネ設備関連賃貸経営賃貸設備
大規模修繕費の高騰にどう対応する?vol.2
▼対策1:大規模修繕の周期を見直す 対策1:大規模修繕の周期を見直す まず検討したいのが、大規模修繕の周期です。大規模修繕は、「12年周期」というイメージが強い方も多いかもしれません。 しか..
-
ハウスウェル修繕費大規模修繕安定経営賃貸経営長寿命化
大規模修繕費の高騰にどう対応する?vol.1
▼マンション修繕向け融資が過去最高を記録 マンション修繕向け融資が過去最高を記録 建築資材や人件費の上昇が続いており、賃貸物件の大規模修繕に以前よりも多くの費用がかかるようになっています。..
-
ハウスウェル成長投資法改正税金空き家経済成長耐震化賃貸経営通勤ラッシュ防災
賃貸業界注目ニュース4選:9月号
▼管理費・修繕積立金の値上げ、約8割が必要性を理解 管理費・修繕積立金の値上げ、約8割が必要性を理解 VSG不動産の調査によると、過去3年以内に管理費または修繕積立金が値上げされたマンション居住..
-
ハウスウェル居住サポート住宅投資投資家 空き家投資空き家バンク空き家課税空家築古物件負動産賃貸経営
空き家投資|新たな手法の可能性と注意点は?vol.2
▼空き家投資で成功するためのポイントとリスク 空き家投資で成功するためのポイントとリスク 空き家であれば、どの物件でも投資に向いているわけではありません。 まずは周辺の家賃相場や賃貸需要..
-
ハウスウェル投資投資家 空き家投資空き家空家賃貸経営
空き家投資|新たな手法の可能性と注意点は?vol.1
▼敬遠されていた空家が投資対象として脚光を浴びる 敬遠されていた空家が投資対象として脚光を浴びる 空き家はこれまで、活用しにくい一方で、管理コストや固定資産税などがかかる「負動産」として、..
-
LEDコスト削減ハウスウェル価格高騰投資賃貸経営賃貸設備
インフレで賃貸経営のコスト増大!支出を抑えるコツは?vol.2
▼修繕は壊れてからではなく、壊れる前にするのが基本 修繕は壊れてからではなく、壊れる前にするのが基本 修繕費を抑えるコツは、建物や設備にこまめに手を入れ、トラブルを未然に防ぐ「予防保全」..
-
インフレコストハウスウェル価格高騰修繕原状回復費用水道光熱費 LED設備関連賃貸経営
インフレで賃貸経営のコスト増大!支出を抑えるコツは?vol.1
▼インフレ時代の賃貸経営は利益率改善のチャンス インフレ時代の賃貸経営は利益率改善のチャンス インフレの影響により、賃貸経営の収益構造が大きく変わり始めています。 人件費や資材価格の高..
-
ハウスウェル住宅ローン改正民泊注文住宅減税訳アリ
賃貸業界注目ニュース4選:7月号
▼注文住宅を検討中の7割超が「住宅性能を重視したい」と回答 注文住宅を検討中の7割超が「住宅性能を重視したい」と回答 NEXERと鈴木環境建設が注文住宅を検討中の方を対象に実施したアンケートに..
-
WI-FIスマートホームハウスウェル差別化空室対策設備関連賃貸経営
空室対策×家賃アップを実現するスマートホームとは?vol.2
▼スマートホームに必要なコストと回収期間の目安 スマートホームに必要なコストと回収期間の目安 オーナー様にとって、スマートホームは、大規模な工事が不要な点も魅力です。WiFi環境を整えれ..
-
スマートホームハウスウェル利便性省エネ空室対策設備関連賃貸経営賃貸設備防犯性
空室対策×家賃アップを実現するスマートホームとは?vol.1
▼賃貸市場は差別化の時代に突入。利便性・安全性のニーズが拡大中 スマートロックや防犯センサーを導入したスマートホーム導入物件 賃貸物件は、これまで「駅近」や「築年数」といった条件が重..
-
オーナーズ保険タワマンハウスウェル億ション売却費用大家さん賃貸経営防犯対策
賃貸業界注目ニュース4選:6月号
▼新築億ション、東京都を中心に25都道府県で供給増加 新築億ション、東京都を中心に25都道府県で供給増加 東京カンテイの調査によると、昨年の新築億ションの供給は全国で8,266戸とな..
-
インフレハウスウェル定期借家 賃貸借契約 再契約物価高騰 資材不足稼働率 賃料改定賃貸経営
今、注目されている「再契約型」定期借家とは?vol.2
▼再契約型の定期借家契約のメリット ここからは、オーナー様がこの契約形態を採用することで、どのようなメリットが得られるのかを整理していきます。 ▼メリット1:稼働率を高めやすい ..
-
ハウスウェル不動産契約不動産賃貸再契約型定期賃貸借契約普通借家契約賃貸経営
今、注目されている「再契約型」定期借家とは?vol.1
▼普通借家の弱点を補う「再契約型の定期借家契約」 普通借家の弱点を補う「再契約型の定期借家契約」 近年、安定経営を目指すオーナーの間で注目されているのが「定期借家契約」です。 たと..
-
2027年問題ハウスウェル投資改正消火器省エネ空室対策給湯器設備関連賃貸経営賃貸設備
知らないと損する!2027年前後の賃貸設備の新ルール vol.2
▼給湯器(ガス温水機器):2028年以降は高効率タイプが主流 給湯器(ガス温水機器):2028年以降は高効率タイプが主流 給湯器についても、今後は省エネ基準の強化に伴い、高効率モデルが標..
-
ハウスウェル投資投資用不動産改正省エネ省エネ基準賃貸経営賃貸設備
知らないと損する!2027年前後の賃貸設備の新ルール vol.1
▼エアコンや照明、給湯器、消火器の省エネ基準が強化 エアコンや照明、給湯器、消火器の省エネ基準が強化 「設備は壊れてから交換すればよい」。これまでの賃貸経営では、こうした考え方が一般..
-
ミニマム課税投資改正相続税制改正節税賃貸経営
令和8年度税制改正で賃貸経営はどう変わる?vol.2
▼ポイント2:不動産小口化商品の評価が取引価額ベースに 今回の税制改正大綱では、不動産小口化商品(任意組合型等)についても、評価方法の見直し方針が示されました。 そもそも「任意組合型」と..
-
投資用不動産改正相続税金節税賃貸経営
令和8年度税制改正で賃貸経営はどう変わる?vol.1
▼賃貸オーナーが注目すべき税制改正の3つのポイント 今回の税制改正において賃貸オーナー様が特に注意したいポイントは、以下の3点に集約されます。 ・貸付用不動産の相続税評価の厳格化・不..
-
投資相続確定申告税金
確定申告後に見直したい!賃貸経営の「真の利益」とは?
◆確定申告の数字を、次なる一手のヒントにする 確定申告を終えた後、多くのオーナー様が次のように感じているのではないでしょうか。 「帳簿上は黒字なのに、手元に残る現金が少ない気がする」 ..