今、注目されている「再契約型」定期借家とは?vol.2

 ここからは、オーナー様がこの契約形態を採用することで、どのようなメリットが得られるのかを整理していきます。

 「再契約型の定期借家契約」を採用することで、入居者に長く住み続けてもらえる可能性が高まります。

通常の定期借家契約では、借主は契約満了を見据え、早い段階から「次の住まい」を探し始める傾向があります。

つまり、更新のない契約であること自体が、退去のきっかけになるのです。

一方で、再契約が可能であることをあらかじめ示しておけば、借主は同じ物件に住み続ける選択肢を持つことができます。

これにより、本来防げる退去を防ぎ、稼働率の維持につながります。

 インフレや周辺相場の上昇に応じて家賃を適正化したい場合、普通借家契約では借主の同意が前提となります。

協議がまとまらなければ、調停などの手続きに進むケースもあります。

一方、再契約型の定期借家契約では、期間満了ごとにその都度、契約が終了します。

再契約は新たな契約として扱われるため、その時点の相場を踏まえた賃料を提示しやすくなります。

条件に合意できなければ契約は終了となるため、貸主側から新たな賃料条件を提示しやすく、収益性の改善を図りやすい点が特徴です。

 一棟物件では、マナーの悪い入居者が一人いるだけで、全体の居住環境に影響が出ます。

しかし実務では、強制退去に至らないグレーな問題も多く、普通借家では対応に苦慮するケースも多いです。

一方、定期借家契約では期間満了で契約が終了するため、再契約を行わないという判断が可能です。

再契約型でも同様に、入居者の入れ替えを図りやすく、結果として物件全体の質を維持しやすくなります。

 普通借家契約の立ち退き交渉では借主に重大な落ち度がない限り、立退料の支払いなどが必要になるケースも少なくありません。

一方、定期借家契約は期間満了により契約が終了します。再契約型でも同様に、満了時に再契約を行わないという判断が可能です。

そのため、問題がある場合でも、タイミングを見て入居者の入れ替えを図りやすくなります。

再契約型は安定経営を実現する手段の一つですが、すべての物件に合うわけではありません。

当社では、オーナー様の状況に応じたさまざまな運用方法をご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。

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